ラーメン食べ歩紀行 : 天金あさひかわラーメン村店＠南永山

※8月18日。

野菜正油チャーシューメン（￥1,000）

　北海道遠征2日目。現在、父の実家がある旭川に来ています。
　今まで、旭川ではほとんどラーメンなぞ食べられないできた私ですが、今回は、出発前から「ラーメン食べたい」を連呼したことが功を奏したのか、2日目から、ラーメンを食べることが出来ました。行ったのは、「あさひかわラーメン村」という、ラーメンテーマパーク。数年前に出来ました。
　私以外は、特にどのお店という思い入れが無かったようなので（というか、皆、総てのお店を食べたことがある感じで）、以前から食べたかった、『天金』へ入ってみました。
　こちらは、藤原製麺の麺を使用しているのですが、私の大叔父が藤原製麺のそれなりに偉い人だった関係で、よく、天金の家庭用パッケージ商品を半年分単位でいただいて食べていて、昔から「このお店、食べに行ってみたい」と思ってしました。

　お店は、テーブル中心。観光客が大半なので、ちゃんと子供用食器なんかもあります。
　そうそう、こちらは、横浜の『ぺーぱん』の姉妹店でもあります。

　食べたのは、「野菜正油チャーシューメン」。基本的に、旭川ラーメンは、野菜ラーメンを食べなければ始まらないと思っています。
　こちらのスープは、旭川ラーメンには珍しく、ダシに魚介系を使わずに作っています。それで、どうこの味を出しているのかわかりませんが、かなり奥深い、コクのある味に仕上がっています。あっさりではないですが、それほど脂ぎってはおらず、少し、醤油のガツンとした風味が強い仕上がり。ただ、全体的には、ほんのりと甘い印象です。
　麺は、中太縮れ麺。藤原製麺の麺を使用。多加水で、モチモチッとしています。藤原製麺の麺は、全体的に、小麦の香りと甘味が強めに出る印象ですが、こちらの麺もそうでした。
　そして、トッピングの野菜。お店によって違いますが、この野菜系メニューだけ、他のメニューとは、少し作り方が違うところが多いです。そういうお店では、スープの味も、微妙に違います。良く炒められていて、香ばしく、スープとかなり良くマッチしています。やっぱり、野菜だね。野菜の生産地らしく、関東で食べるそれよりも、甘味を強く感じる気がします。美味しいです。
　チャーシューとメンマは、関東とは少し違います。関東では、柔らかいチャーシューが好まれる傾向にありますが、こちらでは、そういうタイプのチャーシューには、ほとんどお目にかかりません。大抵、焼豚タイプの醤油薫る固いチャーシュー。私の固いチャーシュー好きは、ここに理由があるのかもしれません。メンマは、大抵のお店は、ほとんど味付けしていない、少し固いもの。それほど煮たりはしないんでしょうね。

　旨いの一言。私の醤油ラーメン好きは、ここから始まったんだと再確認しました。ごちそうさま。