ミックスワンタンメン

ミックスワンタンメン(¥1,100)


 子供を産んで、しばらく実家に帰っている奥さんのところへ行った帰り、遂にこちらへ寄ってみました。
 東京ラーメンの中でもたんたん亭系という独自の系統を確立するまでに至った一大勢力、たんたん亭の総本山です。ちなみに、私が今まで行ったたんたん亭系のお店は、『めでた屋』と『支那そば 八雲』ですね。
 前回来たときは、まだ夕飯時であったにもかかわらず、既にスープ切れで閉店。そこで、今回は夕方に来てみました。そしたらね、今度は私以外にお客さんなし。この状態で、本当に夕飯時には閉店してしまうものなのだろうか。
 この日、店員さんは2人いたのですが、私が入ってから食べ終わるまで、終始私語が激しく、しかも、それがどうも誰かの悪口のようで、まあ、あまり気分の良いものではありませんでした。

 お店はオールカウンター。子連れには注意が必要です。しかし、名店と言われるお店にしては、こぢんまりとした印象を持ちます。まあ、名店も最初は普通のお店なわけで、こんなものかもしれませんね。
 駐車場はなし。井の頭通りとの間、少し歩いたところに、コインパーキングが幾つかあります。

 やはり、ここはたんたん亭名物のワンタンをと思ったのですが、さて、肉ワンタンにすべきか海老ワンタンにすべきか。しばらく迷っていると、メニューの欄外に「ミックスワンタンメン」の文字を発見。あるんじゃない(笑) それにしました。
 スープを啜って、麺を食べて。なるほど、たんたん亭系といわれる系統のお店すべてに共通する味が、ここにはありました。
 スープは、豚骨・豚ガラ・鶏ガラ・オックステール少々を1日かけて煮込んだ上、翌朝、鰹節・鯖節・昆布・煮干し・椎茸・干し海老を加えて完成したものだそうです。まあ、私は山岡史郎ではないので、単に啜っただけで、これだけの材料を当てられるわけもありませんが、ただ、単純な味ではない、ということだけはわかりました。和風スープで、スッキリとした味わいです。醤油ダレは、一度火を通したものなのだそうですね。ちょっと苦みを感じるのは、そこに理由があるのかな。
 麺は、細麺のストレート。加水率が低めの、昔ながらの支那そばって感じの麺です。
 そして、たんたん亭といえば、具。チャーシューは、小豆で染められた綺麗な焼き豚。ワンタンは、肉は旨味たっぷり、海老はプリップリ。特に海老ワンタンはね、本格中華料理店を除けば、たんたん亭系以外ではなかなか見ないものなので、海老嫌いでなければ是非食べてみるべき一品。

 流石は、名店と言われるだけのことはありました。


たんたん亭外観

 172杯目/2008年

東京都杉並区浜田山3-31-4
京王井の頭線 浜田山駅 下車 徒歩0分(駅前すぐ)
TEL:03-3329-4061
駐車場:なし(付近にコインパーキング有り)
子連れ:−
《11:00 - 20:30[火曜定休]》


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