らーめん

らーめん(¥680)


 経歴不明の家系。昨今のラーメン店は独学で開業までこぎ着ける人が多いので、あまりお店の系譜というのは作れない常態ですが、こと家系に関してはその定義が「『吉村家』から、暖簾分けまたは独立したお店」。最近では孫弟子曾孫弟子のお店もできてきているので、この定義は必ずしも確かではないですが、まあ、要するに、遡れば吉村家にたどり着くものを指していたわけです。しかし、家系自体が増えすぎてしまったためトレースしきれなくなり、また、出身店を明かさなかったり、ある時から壱六家や山岡家に代表される独立系といわれるインスパイア系が登場し始めたため、もはやこの定義は維持するのが難しい状況になっています。この寺田家も、出自がはっきりしません。まあ、そんなことはどうだろうが、ラーメンの味には関係ないわけですが。

 ここは、横浜南部から鎌倉辺りにかけて勢力を伸ばす家系。戸塚駅のホームから看板が見えていて、ずっと気になっていたお店です。今回、途中下車して行ってみました。今現在の店舗はプレハブなのですが、これは仮設店舗なんだそうです。旧店舗の場所が、戸塚駅前の再開発地区にかかったそうで、現在こちらに移転して営業しているみたいですね。
 お店に入ってみると、不思議なことがありました。客よりも店員の数が2倍以上多いのです。明らかに必要ないと思うんですよね。客から見ると、遊んでいるスタッフやただ立っているだけのスタッフが少なからずいるお店というのは印象が良くないです。でも、これだけのスタッフを抱えるってことは、夜は流行ってるのかな。

 ラーメンは、豚と鶏を二晩煮込んだものだそうです。それにしては、かなりライトな味わい。豚骨ダシの味があまりしません。塩分濃度も高く、家系の特徴はあまりないかな。名前に「家」が付いていなければ、家系だとは思わないかもしれません。似ているとしたら、鶏のダシが効いている点で、大磯の一刻家に比較的似ているかな。でも、あちらの方が豚骨ダシがしっかりしている分、完全に同系統ってわけではないです。こってり感を増すためか、鶏油を入れているようですが、私には油っぽく感じられてしまい、ややくどく感じました。
 青ネギらーめんという瀬戸内ネギをトッピングしたメニューがウリらしいですね。私の隣の人が食べていたのですが、原価高騰のためか、ネットで出回っている写真の量の半分程度でした。お店としても、ウリのネギを減らすのは苦肉の策なんでしょうね。


寺田家戸塚店外観


 95杯目/2008年

※一部旧店舗情報
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町63
JR横須賀線ほか 戸塚駅下車 徒歩2分(仮設プレハブ店舗群)
TEL:045-881-0057
駐車場:なし(付近にコインパーキング有り)
子連れ:−
《11:00 - 22:00[年中無休]》


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マウリシオ・副ショーグンの超自己満足日記