麻辣湯

麻辣湯(¥780)


 今回は、ラーメンではありません。スープ春雨というヤツです。
 ラーメン業界では最も有名なうちの一人、石神秀幸氏のプロデュースするお店だそうで、上海のチェーン店の日本第1号店だそうです。ただ、池袋西武のホームページ以外でこのお店と石神氏との関係を公式に謳ったものがないので、正確にどういう関係かは不明。ただ、間違いなく関係はあるようで、今日は石神氏が店頭で呼び込みをしていました。肉眼で石神氏を拝見したのは初。なんだか、疲れているように見受けられました(^^;
 このスープ春雨は、上海でかなりブームらしいですね。低カロリーなのもウケる理由かもしれません。ああ、上海では低カロリーは受けるのかな・・・わからん。
 まあ、そんなわけで、客の9割が女性客。最初、食べるのを躊躇したのですが「この気を逃したら、自分一人じゃスープ春雨なんて食べに行かないだろうな」と思って、思い切って入ってみました。
 若干の列ができており、10分待ちくらいで席に着きました。

 食べたのは「麻辣湯」。というか、これ以外ないんです。その代わり、辛さを5段階から選ぶことができます。私は2(中辛)を選択。あと、本店では具も自分で選ぶことができるそうです。今回は催事ということで、具は固定でした(海老、豚肉、青梗菜、うずらの卵。追加は+100円で可)。なお、今日に限ってはうずらの卵が切れたそうで、一つ自分の好きな具に変更することができました。
 しばらくして、出てきたものは、ラーメンに似て非なるもの。ちょっと凝った、女性客向けのオシャレ中華のような感じでした。そういうところは、総じて肝心の料理が旨くない。見た目ばかりに重きを置いて、肝心の味がおろそかになっている場合が多いです。なので、これももしやと思いましたが、そこは、流石石神氏。そんなことはありませんでした。
 スープは見た目、豚骨スープのように白濁しているのでこってりしているのかなと思いきや、とてもアッサリ。しかし、充分に旨味を感じられるもの。これはいい。辛さは、もしかしたらピリ辛でも良かったかなあ。中辛でも結構辛いです。そういえば、以前、新宿の『希須林』で担々麺を食べているときに女性店員の方に「実は、辛いものって女性の方が得意みたいなんですよね」といわれたことを思い出しました。あそこも辛さを選べるのですが、激辛を注文して平然と食べていくのは、多くが女性なんだとか。だとすれば、明らかに女性向けのこのお店がこの辛さに設定しているのも頷けます。ちなみに、この辛さはラー油のほか、花椒の辛さですね。そういえば、石神さんの今年のブーム予想は花椒でしたね。
 肝心の春雨ですが、これはかなり太め。ラーメンでいえば、極太の部類に入ると思います。春雨でこれだけの太さがあると、反発が大きくて、食べ応えがありますね。スープの方がアッサリですが、春雨自体に味がないので、このマッチはちょうど良いんじゃないかな。
 私がチョイスした具は水餃子。なかなか美味しかったですが、ちょっと皮が厚くて。もしかしたら、ワンタンでも良かったかなあ。

 奥さんが行きたいと言ったら、渋谷の店舗にも行ってみようかな。一人じゃあ、入れないだろうな(^^;


 74杯目/2008年


催事[全国味の逸品会(後半)]
出店:七宝麻辣湯(東京都渋谷区)
場所:西武池袋本店 7F
期間:2008/04/24 - 2008/04/30


【同店に対する他の方の記事】
ラーメンブログ「nWo4Life」
ディ・モールトな日々
ラーメン・焼肉・イタリアン・スイーツ何でもござれ!