叉焼わんたん麺+炒飯

叉焼わんたん麺+炒飯(¥790+550)


 ここは、私がまだ子供の頃によく実家で出前を取っていたお店で、私の中華料理店の原点みたいなお店です。引っ越して、流石に今の家の場所までは来てくれないそうで、最近はとんとご無沙汰なのですが。私は昔からここの炒飯が大好きで。私の炒飯好きは、ここから始まっています。そして、未だにここ以上の炒飯には出会えていません。
 高校受験の時は、ここの近くの塾に通っていて、学校から直行して勉強するという今では考えられないほどの勉強しており(ってオイ。院生だろ!)、家に帰って夕飯を食べるような時間がなかったため、ほぼ毎日ここの炒飯を食べていました。
 一見すると、場末の中華料理店で、店内も食事時以外はほとんどお客さんはいません。ただ、ここは出前の注文が凄いんです。もう、ひっきりなしに電話が鳴ります。まあ、昔よりは多少落ち着いたみたいですが、明らかに店内の客よりも出前の客の方が多いです。ここら辺では、ちょっと知られたお店なのです。

 食べたのは「叉焼わんたん麺と炒飯」。中学生の時に食べていたのが、この二つでした。
 まずは、叉焼わんたん麺。正直いうと、特に旨いわけではありません(もちろん、不味いわけではありません)。ここでラーメン類を食べるなら、湯麺がオススメです。スープは少しクセがあるものの、すんなり入ってくる醤油スープ。若干苦みのようなものがありますが、これは椎茸の味にも思えます。麺は細麺。中華料理店でよくあるタイプ。チャーシューは、固めで煮豚ではなく焼き豚。私がこのタイプのチャーシューが好きなのは、このお店からきているのかもしれません。ワンタンは、具が少量の中華料理店によくあるタイプですが、旨味がしっかり残っており、かつ、皮が小麦粉の味をしっかりさせているので、なかなか旨いです。
 次に、炒飯。ナルトやチャーシュー、グリンピースや卵で作られたもの。火加減といい油加減といい、絶妙です。香ばしく、パラパラで、いくらでも食べられそうなくらい。具がシンプルですが、それもまた雑味を出さず、逆に美味しさの手助けをしています。

 奥さんは、炒飯を食べたのですが、しょっぱいといいながらも気に入ってくれたようです。よかった。


神奈川県平塚市河内345
TEL:0463-33-2126
駐車場:2台
JR東海道本線 大磯駅下車 車14分(平塚旭郵便局そば)
《−[月曜定休]》